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その銀歯、大丈夫?

銀歯

ほとんどの日本人が受診経験のある歯医者さん。そこで働く私たちとしては辛い話ですが、歯医者さんでの治療が好きという方はほとんどいません。 その理由の多くは、痛い・怖い・匂いが嫌、その他お金の問題などが挙げられます。お金の問題というと、多くの方が「保険が使える」と思われると思います。 しかし、その保険の治療で体に害があるものが使われていたら?と考えると怖いですよね。

口の中に毒が入っている?

アマルガム

実際歯科では過去に体に有害とされる物質が使われていたことがありました。歯科用水銀、通称アマルガム。「水銀」と書いてあるだけでも体に悪いことは多くの人がわかるはずです。 一昔前までの歯科治療における保険の銀歯は、このアマルガムが使用されていたのです。現在でも多くの人の口の中にアマルガムが残っています。もちろん当時は有害ということを前提として使用していたわけではありません。 そこでみなさんが知りたいのは、本当にアマルガムは危険なのでしょうか?ということになってくると思います。

実際のところ、アマルガムの中に含まれる水銀は数%程度です。健康被害はないという意見も出ています。しかしアマルガムは溶けやすいという性質を持ち、徐々にお口の中で溶け出して体内に取り込まれていきます。これは有害なのか、無害なのか、今でも議論は続いています。 当院の見解としては「取ったほうが良い」という考え方です。アマルガムに使用される水銀は、無機水銀といって有機水銀のように即座に身体に影響を与えるようなものではありません。 しかし、全くの無害であるとも言い難い代物です。安全か安全でないかの議論はさておき、そのような「害があるかもしれないもの」を自分の意図とは関係のないところで口の中に入れておくのは不本意な方の方が多いと思います。 実際、アマルガムを除去することによって、皮膚疾患が治ったという方もおられないわけではありません。しかしその皮膚疾患が120%アマルガムが原因であったと言える者でもありません。 どちらにしても、溶け出す物ですから、飲みこむなどして体内に入って行くことは明らかです。もし、それが万が一自分の体を蝕む可能性があると怯えるぐらいなら、いっそのことその治療を選択肢から外されてみてはいかがでしょうか。

今の治療で使われる銀歯は大丈夫?

アマルガム

例えばアマルガムをやり変えて、現在もっとも使用されている「パラジウム合金」に変えたとした場合はどうでしょうか。まず第一に「水銀が溶け出すかも」というリスクは考えなくてもよくなります。 現在、保険治療の銀歯のほとんどは、パラジウム合金という金属で作られています。パラジウム合金には今のところ有害な物質は指摘されていません。しかし、パラジウムと歯質を接着しているセメントは、多くの場合溶け出すことのある材料です。 つまり、せっかく虫歯を取って金属を詰めても、セメントが溶けた接着面から虫歯菌が入り、むし歯になってしまうことが多々あるということです。 実際、歯科でのむし歯治療の半分以上がこの銀歯の際治療、いわゆる二次カリエスということなのです。「歯医者がむし歯を作っている」という言葉もあながち否定できない状況かもしれません。 これはパラジウムの接着面の劣化によるものですから仕方がありません・・・というわけではす。実はパラジウムを含め、銀歯が多い方の中にはラクトバチルス菌というむし歯菌が多く存在することが研究でわかっています。 このラクトバチルス菌は有名な起因菌であるミュータンス菌の後ろに隠れ、むし歯を進行させているとても悪い菌なのです。この菌はミュータンス菌にやられた歯のむし歯の進行を手助けする働きを持つ、むし歯の進行菌と言われています。 銀歯は保険治療認められている必要最低限のむし歯の治療法です。どれだけ精密に治療をしたとしても「予防」という観点を含まないため、二次カリエスのリスクが高いことは承知した上で行う必要があります。

銀歯はダメなの?

アマルガム

ダメとは言いません。治療費の7割を国が負担してくれて、割れにくい金属を代替えの歯とするわけですから、もちろん歯として機能します。しかし、銀歯が最良の治療ではないことも確かです。同じ金属でも柔軟性があり、二次カリエスのリスクが低い金の方が人体には優しい素材ですし、見た目も自分の歯に近いセラミックの歯は清掃性も高くもちろん二次カリエスのリスクも低くなります。 ここまで見ると、「二次カリエスにならないようにチェックしておけば良いだけ」と考える人も少なくないでしょう。正解です。しかし、チェックをしても気づくのは詰め物の裏側や見えにくいところでむし歯が進行して痛みを感じた時かもしれません。 歯科医院で働くスタッフのほとんどは、自分の歯の治療で銀歯の再治療になった場合、セラミックか金の補綴を選択します。これは割引があるからでも見栄を張っているわけでもありません。歯科医院で働いていれば、毎日のように二次カリエスで再治療をし、どんどん自分の歯質を削られてく様を見て、少しでもリスクの低い治療を選ばざるを得なくなるためです。彼女たちは元は素人です。つまり一般のみなさんが少し歯科の知識を持っただけなのです。みなさんも少し歯科の知識をつければ自ずと自由診療の補綴物を選ばれるのではと考えます。

補綴カウンセリングを受けましょう。

アマルガム

とはいえ、全ての患者さんが自由診療をできるわけではありません。患者さんには患者さんののライフスタイルや考え方がありますので、最終的に選ぶのは患者さん自身です。私たち歯医者には治療の選択肢における説明義務があります。どの治療がどんなリスクがあって、どんな素材で値段はいくらなのか、それを説明しなければならないのです。それらを含めてどんな治療法が一番適しているかをお話するのが補綴カウンセリングです。現在では補綴カウンセリングを行なっている歯科医院は少なくありません。もちろん当院でも行なっています。また、自分自身のむし歯のリスクを知るため、唾液検査もお薦めします。これによりミュータンス菌やラクトバチルス菌が少なければ、パラジウムの銀色の歯でも他の人よりは二次カリエスのリスクは低いと考えられます。 歯科における自由診療は歯科医の金稼ぎなどと言われることもあるようですが、そうではありません。保険が効くならそれでやってあげたいですが、その治療に保険が効かないだけの「良い治療」なのです。 とはいえ、銀歯を選ばれたからといって、治療を断ったり手を抜いたりするような歯医者はいないはずです。私たち歯科医は与えられた時間と素材を使って精一杯の治療を行います。 ただ、安易に「全て保険で」と決めてしまわず、まずは歯科医の話だけでも聞いて見ましょう。



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