光学式口腔内スキャナーiTeroとは
iTeroは口腔内をスキャナーで撮影することで歯の模型を3Dデータで作る機器になります。今までは印象採得と言って、印象材を患者様に噛んでいただき歯の型をとり、歯科技工士がそれを元に歯の模型を作成していました。苦手の方が多いゴムのような印象材を噛むことなく、口の中を撮影するだけで模型が3Dデータとして作れる優れものです。その読み取った口腔内の3Dデータから歯並び・咬み合わせ・歯の形・歯石の付着などを歯科医師が確認していきます。
撮影は10〜15分程度で完了します。治療や検診の合間に撮影することが可能な時間となっています。また、撮影後すぐにデータが反映されるため、患者様の現在の状態のデータを一緒に見ながら歯科医師の診断を聞くことが可能です。さらに、現在の口腔内の状態だけではなく、例えば歯列矯正に興味がある場合は歯列矯正を行なった予測のデータを出すことができます。つまり、治療前と治療後の予測データを並べて比較しながら確認することができるのです。
撮影に費用はいただいておりませんので、興味がありましたら担当医またはスタッフまでお声がけください。
口腔内スキャナーiTero element 5Dの特徴
- 印象材を噛むことなく、口腔内を撮影するだけで口腔内の環境を測定し3Dデータ化する
- 撮影は10〜15分程度で可能
- マウスピース矯正による歯列矯正の予測を3Dデータで見れる
- 近赤外線の技術を使い隣接面など見落としやすいむし歯を発見することができる
- メインテナンス不良で取り損ねた歯石などもDATAとして反映される
- 咬み合わせによる歯の磨り減りや咬合分析なども出来る