歯は上下28本(親知らずを含めると32本)の歯が支えあうことによってその機能・形状を維持しています。この歯が1本抜けた場合、あなたは28本のうちのたかが1本と考えますか?それとも大切な1本と考えますか?
もし、これをたかが1本として考えてしまうのであればそれは少し危険です。本数としては1/28本ですが、1本抜けるとその隣り合う歯と咬み合う歯は、力の行き場や支えを失ってしまうのです。つまり、それにより隣の歯や咬み合う歯に負担がかかることで弱くなり、抜歯へと続く負の連鎖がはじまってしまうのです。
それを食い止めるのが欠損補綴(歯を失った後の治療)です。欠損補綴は一般的に「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3つの治療からお選び頂くことになります。(歯の移植などもありますが、リスクや強権・適応が限られている事から、ここでは省略させていただきます。)
歯の根の代わりに金属(チタン)を埋め込み、その上に歯冠を被せる治療法です。独立して歯の役割を果たすことができ、メインテナンス次第では長期的な使用も可能となります。
インプラントのメリット失った歯の両隣の歯を削って土台にし、(抜けた歯が一本の場合)3本の歯を連結して並べる治療法です。固定式で取り外しの必要はないですが、清掃性は高いとは言えません。
義歯(入れ歯)のメリット着脱式の代わりの歯です。針金で止めたり、歯ぐきに接着したりするタイプがあり保険内でも治療が可能です。治療の期間も短くすみますが、歯肉の変化に伴い作り直しが必要となります。
義歯(入れ歯)のメリット