根管治療はしないほうがいい?根管治療をする理由

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根管治療にデメリットはある?

根管治療が必要なタイミング

根管治療とは、虫歯が歯の神経まで到達した場合や、事故で歯の神経が露出してしまった場合などに行われる「歯の神経を取り除く治療」です。日々の診療では、虫歯が原因の根管治療が多く行われています。

神経を抜くと聞くと「したくない!」と言う人もおられますが、虫歯に感染してしまった神経は残すことが困難な場合が多く、激しい痛みが出ているのなら早急に治療を進めるべきです。

根管治療をすることで歯がどうなるか、はっきりしていないと不安に思う患者様も多いです。デメリットとメリットを説明したうえで、根管治療をする理由をお伝えします。

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根管治療のデメリット

歯がもろくなる

歯の根(根管)には神経や血管が通っており、それを通じて歯に栄養を送る役割があります。これがあることで歯に当たったものの感触がわかったり、虫歯が進行しすぎると痛んだりします。

神経を取るということは、その中にある血管も含めて除去してしまうため、歯に血や栄養が行き届かなくなります。状態としては枯れ木に近く、栄養源を失った歯(失活歯)はもろくなってしまいます。

もろくなったからと言ってすぐに抜けてしまうことはありませんが、これまで支えられていた強い力に耐えられなくなった時は歯が割れたり、折れるリスクは高くなってしまいます。

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治療回数が長い

根管治療は「感染部位の除去」「根管内の洗浄」「根管の封鎖(根幹充填)」「土台の形成(支台歯形成)」「被せ物の作成」など、非常に工程が長い治療です。保険診療で行われる根管治療はおよそ1〜2ヶ月かけて行われることがほとんどです。

根管が複雑な形をしていたり、何度も洗浄が必要な場合もあり、どうしても期間が長くなりがちな治療です。治療の期間が長いと治療に対するモチベーションも下るため、痛みがなくなった(神経を除去した)時点で治療を自己判断で止めてしまう人もいますが、これは歯を失う原因ともなりますので非常に危険です。

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虫歯の再発に気付きにくい

虫歯の痛みは歯の神経があってこそ気付くものですので、神経を取った後は当然痛みに気付きにくくなります。根管治療を行った後も歯質は残っているので、依然として虫歯になるリスクはあります。

気づいた頃には被せ物の下で大きな虫歯が再発していて、抜歯が必要になることもあります。そういった再発する虫歯を防ぐためには、日々のケアと定期的な検診が必要不可欠となります。

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根管治療のメリット

根管治療をしたほうがいい理由

根管治療をした歯はもろくなるなど、デメリットばかりが目立ちますが、根管治療に限らずどんな治療でも必ずデメリットは存在しますし、治療する側には治療のデメリットを説明する責任があります。

それらの説明を踏まえたうえで、根管治療にはデメリットを上回る必要性やメリットがあります。

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天然歯を残せる

根管治療は神経を取り除く治療ですが、歯はそのまま残せる治療です。現在では歯を失った後の治療として入れ歯やインプラント・ブリッジなどでも良い治療も増えてきてはいますが、天然の歯に勝るものはありません。

根管治療をしなければ、痛みを我慢し続け、最終的には抜歯するほかありません。残せる歯はできるだけ残した方がよいという考え方が一般的なので、歯科医は安易に抜歯をせず、根管治療を推奨します。

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痛みが無くなる

神経まで到達した虫歯はかなり痛みが強く、歯の治療の中でも最も痛い部類に入るでしょう。慢性的に少し痛いという場合もあれば、激痛になってから来院される患者様もおられます。激しい痛みを投薬のみで対応することは難しいので、やはり早急な治療が必要です。

この痛みを最も早く、元の歯を残した状態で治せるのが根管治療というわけです。(※1)

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参考文献※1)歯科領域における疼痛の中でも歯髄炎は特に耐え難いものの一つである。この治療法として生活歯髄切断法や抜髄法などが行われている。外科的に歯髄組織を除去した後、断髄処理や根管充填処置による死腔の除去と持続的な細菌感染予防を行うことによって、殆どの場合、歯髄に関連する疼痛は消失する。

根管治療をせず神経を残す方法

MTAセメントを使った歯髄温存療法

虫歯が神経に到達した場合でも、根管治療をせずに神経を残せる場合があります。虫歯の進行が比較的浅く、神経に生活反応(生きている時に出る反応)がある場合、MTAセメントと呼ばれる素材で神経を覆って機能を保つ「歯髄温存療法」が適用できる可能性があります。

この治療では最小限の虫歯に感染した部分だけ取り除くため、ほとんどの神経を残して歯に栄養が届く状態を保てるので歯の寿命も長くなります。

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白い部分がMTAセメントで神経を覆った部分

歯髄温存療法の注意点

この歯髄温存療法はどの歯医者でも行える治療ではありませんので、治療ができるのか事前の下調べが必要です。

また、MTAセメントを使った歯髄温存は保険診療で行うことができない自由診療の治療ですので、治療費が高いと感じるかもしれません。しかし、歯の神経を残すことはその価値に値するものであるとも考えられます。

ただし、最終的に歯髄温存療法が行えるかは治療箇所を診てみないとわからないという治療でもあります。事前にどのように治療を進めるかは担当の歯科医師としっかり相談をして決めましょう。

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抜歯を遅らせることが大事

歯は治療すればするほどもろくなっていき、最終的には抜歯せざるを得ない状態になります。痛くなった時だけ治療をしていると悪い歯のライフサイクルから抜け出せなくなってしまします。

いつか訪れる抜歯を回避するのはかなり難しいかもしれませんが、抜歯を遅らせることはできます。そのためには正しい治療と継続的な予防が大事になります。根管治療を行うことによって早期の抜歯を回避し、メインテナンスを続けることで歯が抜けるのを遅らせる事ができ、可能な限り良い状態を長く保つことができます。

もし虫歯の痛みが大きく根管治療の必要性を感じたら、できるだけ早くの歯医者への受診をお勧めします。

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この記事の編集・責任者は歯科医師の西端 大祐です。
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根管治療はしないほうがいい?根管治療をする理由 | 公開日: 2022/11/09 | 更新日: 2022/11/21 | by 三宮アップル歯科

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